フラッシュ

フラッシュ

たまたま本屋に行った時に見かけて「可愛い可愛い可愛い……∞」と気になっていた本。部屋に置いておきたくなるインテリア的な可愛さに気付いたらレジへ…(つまんなくてもいいやと思いつつ)。
アメリカのベストセラー作家が書いた若者向け小説らしいです。これは2作目で、1作目の『HOOT』(ホー)は映画化もされたとか。よくわかんないで買っちゃったけどなかなかおもしろいかも。作者の自然を愛する気持ちが伝わってきます。
(画像より実物のほうが断然綺麗な色です!)

女の子どうしって、ややこしい!

女の子どうしって、ややこしい!

この本を読んで、自分なりにいじめのことを考え直して補完したかった。定価で買うのはなんだかシャクなので、アマゾンのマーケットプレイスを利用し200円で買った。

女の子どうしって、ややこしい……どころじゃない。恐ろしい。親友が突然口をきかなくなる、ほかの子とつるんで無視する、陰口を言う、孤立させる──どんなにつらい状況かは、だれでも容易に想像できる。この手の仲間はずれ攻撃は、村社会日本の専売特許だと思っていたがとんでもない。

(中略)

多くの少女や成人女性への取材を通じてこの問題を調査した著者は、女の子特有の非暴力的ないじめを「裏攻撃」と呼ぶ。そして、その原因は女性の攻撃性を否定する文化にあると言う。女の子は無意識のうちに「いい子」であることを求められ、人気者になる競争を強いられる。だから人間関係を壊すことを極度に恐れ、怒りや衝突、不快感を直接表現できなくなる。そこで間接的な「裏攻撃」が登場するというわけだ。

いじめ体験に潜む被害者と加害者の心理を探りつつ、著者はいじめにあったときの対処法や親の心構えなどを親身にアドバイスしている。女の敵は女かもしれない。でも救いの手をさしのべるのもまた女なのだ。人間関係に悩む女の子とその親、教育関係者はもちろん、いじめに苦しんだ経験のある大人にも、ぜひ一読をすすめたい。(栗原紀子)