深夜、野狐禅が出たファクトリーを録画したビデオを見終わった後、カーテンにぐるぐると巻き付いてみた。安心すると同時にさみしくなった。わたしはひとりだ。自分からひとりになったんだ。好意を持ってくれた人の手を振り払って。もうそんなことしたくない。したくてしたわけじゃないけど、っていう言い訳は、もう言いません。(と自分に言い聞かせてみる。だってまだ不安なんだもん。人を信じられるようになれるかって)